EDの特例として、陰茎(ペニス)の弯曲について述べておきます。
陰茎が左右、上下に曲がっている人がいます。実は誰でも多少は曲がっているのですが、若い人に多いのが先天性陰茎弯曲症、中高年では、これは欧米に多いのですが、陰茎硬化症(ペロニー病)があります。
まずは先天性陰茎弯曲症ですが、同症は生まれつきで、曲がり方が強いケースでは下方に90度という症例もあります。こうなると、勃起して硬さが十分になっても、肝心の挿入ができません。つまり、性行為ができなくなります。また、陰茎が弯曲していると挿入するのが難しかったり、たとえ挿入してもパートナーが痛みを覚えたり、抜けやすくなります。
中高年に多い陰茎硬化症は、はっきりとした原因は不明ですが、性交時の小さな外傷や、手術など何らかの外傷が原因で陰茎(海綿体白膜)に線維性硬結が形成されるものです。分かりやすくいえば、瘢痕(しこり)みたいなもので、その部分が曲がってしまうのです。非勃起時には分かりませんが、勃起すると明らかになります。これが下方に弯曲していた場合、性行為が男性上位だと、陰茎が十分な硬さになっても挿入がしづらくなります。